「店を知っている」ということは、
立地を知っている、ということではない。
立地を知っているのは当然として、そのメニューの中での真のオススメ料理や、営業時間、定休日、店員の質、席が比較的空いている時間帯など、詳細に至るまで知っている、ということだ。
これがまさしく、「ホームの利」に他ならない。例えば、鳥貴族。ここはもう女子とのアポでは使うことは殆どないのだが、「とりきの釜飯」という料理はできるまでに30分程度かかる。そういうものを見つけると、同じようにパターン化できるだろう。
バーならば、タイミングを見計らってボトルを入れる、というのも一つの手だ。ボトルを入れたら飲まなければいけないし、空けるまで帰れない、というマインドを利用する。それらは終電までの時間調整に使用できるだろう。
彼女がサングリアを飲み干す頃に、私は魔法の言葉をかける。
「そろそろ行こっか。お手洗いとか大丈夫?」
「あ、行ってくる(笑)」
彼女の姿が見え無くなったのを見計らって、会計を手早く済ませる。彼女が戻る頃には、平然と席に座りながら帰る支度を整えていた。時計の針は25時を指していた。
彼女に白いファーコートを着せ、店を後にする。
「あれ?お会計は?常連だからって払わないわけないよね?(笑)」
彼女が、お店を出るときに貰ったパイン飴を頬張りながら言った。
「え、会計って?そんなのあるの?」
私はとぼけて言った。
「(笑)ありがとう。ごちそうさまでした。」
少し歩くと、ホテルの前に到着した。ノーグダでインマイホテル。もはや勝てるビジョンしか見えない。
ホテルはあえて高級感のあるホテルを選択した。
非日常的な、素敵な空間を演出する。ようこそ、夢の世界へ。
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