結論から言うと、彼女は部長、副部長、そしてその後告白してきた幹事の三人と同時に付き合うことになった。もちろんそれぞれに「サークルの皆には内緒」という条件を付けて。
それを聞いた俺は当然、怒った。傷つけたくないと言う気持ちがあるのかもしれないが、そんなことは許されない。今すぐ全員にバラして謝りサークルを辞めるか、特定の一人に絞ってあとは振り、隠し通すかどちらかにするように言った。彼女も事の重大さを把握したのか、3人を振ると言ったのだが…
俺はバイトが忙しくなったり、サークルで空気な扱いだったため気が付かなかったが、彼女への扱いはそうとうえげつなかったようだ。
部長達はもちろん、部長たちに許しを貰った部員は、好きな時に彼女の体を触っていいということになっており、ノーパンノーブラで授業受けさせられたり、空き教室でフェラさせられたり、と様々であった。
さらに、新入生勧誘では胸を強調させた彼女に勧誘させ、入ってきた冴え無さそう、且つ自分に忠誠を誓わせた後輩にのみ、筆おろしをさせるというやり方で、強いテリトリーを作っていた。もはや彼らにとって彼女は、彼らが恋した一人の女の子ではなく、ただの都合のいい肉便器+自分が絶対の王国染みたものを作らせる道具程度の扱いでしか無かったようだ。
そんな状態になっていたのを俺が知るのは随分後だった。
同級生「いい加減K(俺)にも味わわせてやりましょうよwwこいつの味知らないのあいつくらいですよwww」という一言からだったようだ。俺は部長の部屋に呼び出され、彼らから全てを明かされた。彼女は目を合わせない。
俺は断った。こんな腐ったサークルにはもう居られないと思った。でも彼女は
ロ「行かないで…K君も大切なサークルのメンバーだから…最近忙しかったけど、またアニメやゲームの話しよ?楽しいよ」
俺「なんでそこまでこのサークルにこだわるんだよ!」
ロ「だって!**や大学で同性と話す会話のどれよりも楽しくて、どうしても、失いたくなかった…」
俺は彼女と二人になりたいと部長に頼んだ。彼女も一緒に頼んでくれたので、退いてくれた。
ロ「…本当はね、失いたくなかったっていうのと、もう二つくらいあって、理由」
ロ「ひとつは、こんな形でも私が必要とされてるってことが分かって…、私**のとき、軽ーいイジメ受けてたんだよ。知ってた?」
俺「いや…」
ロ「まあ、軽く無視とかそんなレベルだったけど、辛かった。私なんか必要ない存在なんじゃないかって思いながら過ごしてたんだから」
俺「もう一つは?」
ロ「これはね…えへへ、やらされてたとしても「そういうコト」に対して積極的になっていく自分が、割と嫌いじゃないかも、なんて思い始めちゃったこと、なんだけど…」
俺「?」
ロ「K君みたいな綺麗な側にいる人とは、もう一緒に居られないかも。さっきはああ言ったけど、もういいかな。ばいばい。幸せになってね。」
俺「…わかった。最後にひとつ、質問していいか?」
ロ「何?」
俺「お前が本当に好きだった男は…いたのか?」
俺のその質問に、堰が切れたように涙が溢れて
ロ「いない…いないよぉ…いな…う…うぅ…」
泣く彼女を後にし、俺は部屋の外で待っていた部長に抜けることを話し、彼女との連絡手段を全て断ち、サークルを去った。
961MB、29:46、MP4
サイズ:636*480
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