彼女は非常に真面目な態度で研修に望んでいた。宿泊先のホテルに帰っても、遅くまで日本語の勉強や、名詞の整理などをしているらしい。彼女の日本語は驚異的な上達をしていた。
私は、なるべく夜の会合を増やし、彼女に東京の美味しい食事を楽しんでもらおうとした。しかし、個人的に誘うのは必死に我慢した。今は上司が部下を1対1の食事に誘える時代ではない。
研修もあと二日となった木曜日、関係官庁の役人達と新橋で食事をした後(彼らがエルヴィラ=ペトローヴナの脚ばかりを見ていたのは今思い出しても滑稽だが)店からタクシーに乗り自宅へと向かった彼らを見送り、最後に来た車に乗り込んだ。彼女をホテルまで送り、そのまま自宅へ帰るつもりだった。
運転手にホテルの名前を告げると、私は少し良いもあってかロシア語で彼女に話しかけた。
「ご主人とお子さんに逢いたいでしょう?往復の飛行機代くらいはおそらくこちらの研修費用として処理できると思います。6ヶ月は長いですね」
彼女はそれには答えず、同じようにロシア語で
「ツジさんとゆっくりお話しする機会がないのが残念です。二人で」
私の腕を軽く握り、今までとは違うトーンの声を出し、潤んだ青い瞳で私の目を見つめた。
「しかし・・」
「私が嫌いですか?ロシア語で色々相談したいことがたくさんあるのに・・」
おいうと、彼女は私の手を上から握り、指を絡めた。
私はその瞬間、今まで自分が守っていた何かを破られたような気がした。運転手に少し離れた繁華街を告げ、信用できる知り合いのやっているバーへと向かった。
バーの前に行くと、彼女は立ち止まり入ろうとしない。
都心の高級ホテル、それも超、のつくホテルが以外に一番目撃される恐れが少ない。
とは言うものの、どこでどういった人間が見ているか分からない。私は一番人が出入りすることの少ないスウイートをとり、先に彼女に鍵を持たせ、しばらくロビーで時間を潰した後、ここ10年で一番緊張しながら高層階へと上がった。
まだ引き返せる。こういった浮気は必ず妻にばれてしまう。それも会社の費用で呼んでいる研修生、しかも既婚者だ。一言声を掛け、そのまま家に帰ろう。
そんな決心も、ドアを開けたとたんに抱きついてきた彼女の体の感触にすべて吹き飛んでしまった。ドアの近くで激しく唇を貪りシャツの上から旨を揉みあげる。
彼女はシャワーを求めたが私は聞かず、そのまスウイートの広いベッドに押し倒した。彼女は両手で私の頭を抱き、お互いお激しく舌を絡め、乱暴に服を脱がせ脱がされしていく。
白いシーツより、なお白く思えるような肌、金髪、そして体の中心の黒い繁み。
上から見下ろす彼女の体は完璧だった。耳に残るピアス、細いネックレス、そして左手に光る指輪が、全裸よりいっそう興奮させる。
私は迷わず彼女の繁みに口をつけた。日本人より少しだけ強い匂いがしたが、私は構わず舌を彼女に中にこじ入れ、核心部分を捕まえ舐めまわした。すぐに顔はびしょびしょに濡れていった。
彼女は私の髪の毛をかき回し、細く高い声を断続的に上げ始めた。あやうく終わってしまいそうになった私は、何の避妊具ももっていないことに気が付いた。一瞬動きが止まり、膝立ちになった私を見て、エルヴィラ=ペトローヴナは起き上がり、私の方を向いて四つんばいになり、膝で立つ私のそそりたつものを、その赤い唇で包んだ。
私はうめいた。彼女の白く綺麗な背中と括れた腰、そして大きなヒップ見ながら、私は膝立ちのまま彼女の口による奉仕を受けている。彼女は時折首をかしげ、私のモノを根本から先まで嘗め回すようなことさえする。
結婚してまったく浮気をしなかったわけではない。同僚と風俗店へいったり、銀座や新橋の女性と深い関係になったこともある。
しかしエルヴィラ=ペトローヴナの技巧は今まで経験したことのない快美さを伴っていた。彼女の舌が私のモノを這い回ると、脳髄が背中から快感がダイレクトに刺激を受け、 私はすぐに限界に達した。
ああ・・・
情けない声をだすと、予告する余裕もなく私は彼女の唇へと射精していた。
325MB、37:44、MP4
サイズ:640*480
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