【アメリカ名作】Chamber Maids 1974 客室係
メアリー・エレンとサリーは、地元のホテルで働く2人の美しいメイド。退屈で先の見えない掃除の仕事にうんざりしている。そんな2人は、仕事を活気づけるために、宿泊客にちょっとした「ルームサービス」をすることに決める。
監督
ジョーイ・ランバート
出演
エリック・エドワーズ
ジェフリー・ハース
ヴァレリー・マロン
低予算の見本だ、セックス・コメディ
これは3D映画であると紹介されている。確かに3D映画であることは可能だが、視覚深度処理が婦人科の膣のクローズアップに適用されているのでなければ、可能性は極めて低い。3Dと1日だけの人気作を同じ文脈で語ることはできない。
ニューヨークの常連俳優陣が結集し、素晴らしいセックスシーンと演技の両方を披露している。俳優にとって、この2つの才能を兼ね備えるのは依然として難しい。映画のスタイルはリチャード・マイラーの作品に最も似ているが、匿名の作品であるため、ニューヨークの監督が多数関わっている可能性もある。プロデューサーのレナード・カートマンは、この出演者たちを頻繁に起用していた。
典型的な椅子取りゲームのような作品だが、モリエールやギトリのような偉大なフランスの劇作家とはかけ離れたベッドルーム・コメディである。当然、舞台はホテルで、メイドのヴァレリー・マロン（赤毛）とメアリー・スチュアート（まるでジャンヌ・ダルク役のオーディションを受けているような髪形）は、自分たちが低賃金で働いていることに気づき（おそらく彼女たちの役どころだけでなく、彼女たち自身もそうである）、もっと高い給料をもらうためにゲストの相手をした方がいいと考えた。
これは、記録する価値も要約する価値もないような、間違いと誤認の喜劇の始まりとなる。しかし、テンポが速く、演技も上手く、必要なXXXコンテンツも満載だ。お気に入りの70年代ポルノ女優、レスリー・マレーが、新婚の女性として登場する。相変わらずとても魅力的で、キャリア初期の砂色の髪の若いエリック・エドワーズと共演している。エリックは3回の絶頂を迎えるが、DVD転送に使用されたプリントの編集が雑なため、最後の絶頂はフェイクまたはダビングされたものかもしれない。しかし、彼はセックス中、妙にストイックで、退屈そうな表情をしている。おそらく、彼はまだ、誰が気にするループとサルノ/ファインレイのスターダムの間だったのだろう。
他のキャストは、代役（マロンは映画の序盤で降板するが、不可解ではあるが害はない）や物まねが増えるにつれ、より活気づいている。中心となる仕掛けのいくつかは、ホテルの宿泊客であるリヴァイ・リチャーズが、その夜開かれるパーティーを企画したメイドの一人に満足し、大口顧客であるジェフリー・ハースを感心させ、契約書にサインさせるというものだ。ハースの妻のアンドレア・トゥルーがホテルを訪れるが、変装（醜いカツラとダークサングラス）をしているためメイドと間違えられ、その後レスリー・マレーまでメイドと間違えられて、混乱はさらに続く。
非常に多くのセックスシーン（バラエティに富むよう、多くの場面がクロスカットされている）の後、最終リールで混乱は目まぐるしく収拾がつき、レビが自分の軽率な行動が招いた結果に信じられないという表情で映し出される、非常に満足のいくエンディングのクローズアップへとつながり、最高に楽しいトリプルX映画が幕を閉じる。
この他は楽しい作品の大きな欠点は、3曲の楽曲、サックスのソロ、ウェス・モンゴメリー風のギター曲、それにティフアナ・ブラスの「ルック・オブ・ラヴ」のかなりお粗末な模倣で、3曲とも理解を超えた長さである。それぞれ5回から8回繰り返される（私は数えられなくなった）。まさに**だ。最後にこのような繰り返しの芸を耳にしたのは、私がまだ若かった頃のことだ。オンタリオ州ウィンザーのCKLW局で活躍していた偉大なカナダ人DJ、トム・クレイは、ローリング・ストーンズのデビュー・アルバムに収録されていた「Mona」のカバーを繰り返し繰り返し（1964年のことだ）かけていた。時には一晩中かけていた。その**的なサウンドは、それ以来ずっと私の心に残っている。
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