【アメリカ名作】Tower of Power 1985 タワー・オブ・パワー
ある仕事の日、ジョージ・トンプソンは豊満なエスコート嬢リリーと楽しみ、リンダ・ケーシーは夫ヒューのキャリアを助けるために上司フレッド・キングスレーと寝、その妻ステラは義理の兄弟ゲイブと寝、ゲイブはまた、ライバルのクローディア・ウィルソンとも寝ていた。
監督
ゲイリー・グレイヴァー
脚本
マーク・スペリング
出演
アネット・ヘイヴン
ジョン・レスリー
ハリー・リームス
出世競争とベッドルームでの出来事
ゲイリー・グレイヴァー監督の『タワー・オブ・パワー』は、1985年の意欲的な成人向け映画で、企業内の陰謀とベッドルームでの熱い場面を融合させようとした作品です。 ソフトポルノとソープオペラ風のドラマを不均等に混ぜ合わせたこの作品は、時には楽しめるものの、完全に満足させるものではありません。
この映画は、企業内の権力闘争と裏切りを描いており、重役たちが会議室で策を練り、地位向上のために寝返りを打つ様子が描かれている。 出演者は、企業重役ジョン・レスリーの妻役のエンジェルと、悪賢い重役でレスリーの元彼女役のアネット・ヘイヴンが主役を演じている。 脇役には、ハリー・リームス、ジェニー・ロビンス、シャロン・ケリー（コリーン・ブレナン）など、当時有名なポルノスターが名を連ねている。
この映画は文字通り、冒頭から「ベッドでの激しい交わり」の場面で始まります。そこから、R.ボラが企業スパイの正体不明の裏切り者を非難する取締役会の場面へと展開します。これが、強欲、欲望、裏切りの物語のトーンを決定します。
興味をそそる設定だが、展開は平凡である。 筋は複雑で、多くの登場人物や脇道となるストーリーが散見されるが、いずれも本筋とは関係がない。 企業陰謀よりもセックスシーンに焦点が置かれているため、ストーリーは薄っぺらく、未熟に感じられる。
とはいえ、キャスト陣は与えられた役柄を立派に演じている。 アンジェルとアネット・ヘイヴンは役柄に迫力を与え、ベッドシーンも上手く演じている。ボラの嫉妬深い妻役のジェイニー・ロビンスは、気の強い役柄にもかかわらず、ボラに対してディープスロートを披露するなど、印象的な演技を見せている。
しかし、ハリー・リームスは役柄が少なく、シャロン・ケリーはハードな内容への移行が急で、物足りなさを感じさせる。また、この映画は唐突に、しかも続きが気になるまま終わるため、続編が待ち遠しくなる。
タワー・オブ・パワーは玉石混交だ。楽しさと好奇心をそそる瞬間もあるが、満足のいく結末に欠け、テンポも一定していないため、アダルト映画のジャンルではあまり記憶に残らない作品となっている。
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