【アメリカ名作】Small Town Gxxls 1979 小さな街の女性
サンフランシスコを舞台に、プレイアラウンドマガジンの「最もエキサイティングな性的体験」コンテストが開催される。5万ドルの賞金をめぐって4人の美しいスモールタウンの女性たちが競い合うことになり、彼女たちに残された時間はわずか48時間！
監督
トム・ヤノヴィッチ
脚本
トム・ヤノヴィッチ
出演
セレナ
ジョン・シーマン
ブレア・ハリス
天国よりも多いスターたち
多作のウィリアム・ダンサー（『リトル・ガールズ・ブルー』、『エクスペンダブル・タスク』、『チョップスティックス』）がプロデュースし、トム・ヤノヴィッチが監督を務めたこのポルノ・コメディは、ジャンル界の伝説的スターやファンの人気者たちが多数出演し、さまざまな性行為のバリエーションを披露している。大ヒット作とは言えないが、練り上げられたプロットというよりも、薄っぺらい前提によって動かされている。この作品に1時間半の貴重な時間を費やすのは、それほど悪い選択ではないだろう。
タイトル曲の面白おかしく下品な歌詞に続いて、プレイアラウンド誌のオフィスと、5万ドルの賞金が懸かったセクシーな短編小説コンテストの最終選考に残った4人のインタビューを行っている編集者のハリー・フリーマンが登場する。優勝するためには、審査員役のさまざまな男優たちを相手に、彼女たちが実際に自分の空想を演じなければならない。このイベントの意図がわからないという方は、近所のシネコンで上映されている映画を観ていた方が良いでしょう。とはいえ、これはアダルト向けイベントなので、セックスがポイントです。出場者のうちブロンドのアン（シャロン・ケイン）とブルネットのバルバラ（ヴァレリー・ダーリン）の2人が、遊び半分で巧みにレンズを操作した屋外でのレズビアン・タッチで幕を開けます。大賞を狙うために、アンはブロンドの船長（ジェシー・アダムス）と豪華ヨットの甲板で情事を繰り広げ、一方バルバラは、不幸な結婚生活を送るキャンディ・バーバー（セシル・ハワード監督の『プラチナ・パラダイス』の元気いっぱいの受付嬢）とジョン・マーティンと共演し、ジプシーの占い師に扮した。シャロンは、もちろん、今日まで続く非常に際立ったポルノ映画のキャリアの始まりに立っていたが、その頃はまだお尻まで髪があった。ヴァレリーは数本の映画に出演しただけだが、そのすべてで強烈な印象を残した。1979年に公開された『フレッド・リンカーン』で、同名のスーパースターのショーケースで、彼女が悪辣な継*を演じていたのを覚えているかもしれない。そのセリーナが、ここではダニエルとして登場し、運転手のジョン・シーマン（ボブ・チンの最高にくだらない『HOT AND SAUCY PIZZA GIRLS』では不器用な刑事ブラッキー役）と、後部座席から彼をからかいながら、ジゴロのブレア・ハリスと一緒に、ジョニー・ピアソンの時代を超えた名曲「Sleepy Shores」に合わせて、自分自身を売り込むという人気のある「レディ＆リムジン運転手」の定番のやりとりを演じている。 これこそ、使い古されたポルノ音楽だ。
魅力的な赤毛のドロシー・ルメイは、高慢な金持ちの*シンディ役で、キャッキャと笑う狂人アーロン・スチュワート（アンソニー・スピネリの『TALK DIRTY TO ME』でジェシー・セント・ジェームズのシャイな夫役を演じた）から態度を正される（まあ、そういう映画なんですけど）。ひどい結果になっていたかもしれないが、最終的には、スチュアートのオーバーな暴言と、その場の思いつきでバナナを夫婦円満の道具として使用したことで、(不健全な)笑いを誘うものとなった。彼女は、必要であれば、デイビッド・モリスによって救われる。モリス自身も、文字通り平手打ちとくすぐりを少し楽しんでいる。知識のあるファンは、モリスと前述のブレア・ハリスが時折混同されることをよく知っている。この2人の俳優は顔立ちが似ていたが、モリスの方がずっと背が低かった。よく見ると、モリスは厚底の靴を履いているのがわかるだろう！ル・メイは、キルディ・スティーヴンス監督の秀作『タブー』（1980年）でマイク・レンジャー演じる主人公の空気の読めないガールフレンド役を演じ、成功を収めたが、リンス・ドリームズの画期的な作品『ナイトメア』（1981年）で狂気的なヴァン・ホーテン夫人を演じ、その演技力でハリウッドの主流派の人々さえも驚かせた。
ストーリーは想像できる最もおざなりな方法で解決します。つまり、フリーマンは決心がつかず、それぞれの女性に一等賞を授与することを決めるのです。この安易な結末は、この映画の大きな魅力である、船の甲板でのシャロンとジェシーの美しく撮影された情事のような優しさからドロシーの試練のような荒々しさまで、古き良き猥雑な要素をたっぷり織り交ぜたアクションの数々で、観客の興味を惹きつけて離さないので、ほとんど問題にはなりません。
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